【2026年5月8日(金) 月例会レポート】登壇講師:株式会社Grand Central 代表取締役CEO 北口拓実 氏

創業からわずか数年で急成長を遂げ、国内最大級のセールスコンサルティングファームへと拡大したGrand Central!

講師紹介

北口 拓実 氏
株式会社Grand Central 代表取締役CEO

立命館大学卒業後、株式会社キーエンスに新卒入社。
全社ランキング1位を含む数々の社内表彰を受賞。
2021年に株式会社Grand Centralを創業し、代表取締役CEOに就任。
創業わずか4年で、東京・大阪・名古屋に拠点を展開。
5期目にして300名超のセールスプロフェッショナルを率いる、
国内最大級のセールスコンサルティングファームへと成長を牽引。

【主な実績・役職】

・2025年:Forbes JAPAN「30 UNDER 30」受賞
・2023年~現在:情報経営イノベーション専門職大学 客員准教授
・2026年~現在:株式会社ミラタップ(証券コード:3187)社外役員

▼公式サイト
https://grandcentral.jp

5月 月例会レポート

今回の月例会では、株式会社Grand Central 代表取締役CEO 北口 拓実 氏を講師に迎え、ご講演いただきました。

SIB会長からは冒頭、「今日は“売上にコミットする”という話が聞けると思います。」
と紹介があり、会場全体が期待感に包まれた状態でスタートしました。

北口氏は、EO名古屋の次期会長にも就任予定であり、30歳という若さで「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2025(世界を変える30歳未満30人)にも選出された実績を持つ経営者です。

また、上場企業の社外取締役として国内最年少(30歳)で就任されました。

営業支援システムの制作やコンサルティング事業を展開し、わずか4年半で550社以上と取引。一人当たりの生産性を大きく向上させ、急成長を遂げています。


起業の原点と急成長の背景

元々、家業を継ぐことを視野に入れ、製造業を深く知るためにキーエンスへ入社。
営業成績は6半期連続で全国1位という圧倒的な成果を残しました。

しかし、コロナ禍で知多半島に長期隔離されたことで、大手取引先との関係にも影響が生じ、「このままではいけない」と危機感を感じたことが起業のきっかけになったそうです。

「キーエンスを超えよう!」

その強い想いから、一軒家のシェアハウスで、コロナ隔離された元同僚3人と事業をスタート。
半年後には雑居ビルへ移転し、その後、名古屋駅前のタワーオフィスへ。現在では大阪・東京にも展開しています。

大切にしてきた“4つの階層”

講演の中心となったのは、組織づくりにおける「4つの階層」の考え方でした。

第1階層:価値観の浸透設計
第2階層:仕組化
第3階層:採用思想・育成
第4階層:営業戦略

「営業力だけでは会社は伸びない。文化と仕組みが先」という考え方が非常に印象的でした。

文化と規律の徹底

特に強く語られていたのが、“自由”ではなく“自立”を設計するということ。

・デスクに私物を置かない
・社内でお菓子を食べない
・PCデスクトップも統一
・全員スーツ着用
・挨拶や身だしなみをチェックシート化
・10時〜17時は社内会議禁止(お客様のための時間に充てる)
・社内ミ―ティングは30分以内

など、一見すると、どこか『昭和的』とも感じるほど規律を重視した組織運営ですが、それでも応募者が後を絶たないという事実に驚かされました。

講師は、「厳しいルール=古い」ではなく、“成果を最大化するための環境設計”であると説明されており、一つひとつのルールに明確な目的があるそうです。

また、ミッション・ビジョン・バリューやクレドを会議のたびに唱和し、入社時には暗記試験まで実施。

「文化を設計し、浸透させ、運用することで組織は強くなる」

という言葉からは、組織文化を掲げるだけで終わらせず、日々の運用レベルまで徹底している姿勢が強く伝わってきました。

環境が行動を作る

「人を変えようとするのではなく、環境を変えることが重要」と何度も話されていました。

・全社員のスケジュール透明化
・即レス文化(速度は最大の誠意)
・時間単価を全員が意識
・売上ではなく“総利益”重視
・DM禁止、情報は全てオープン

こうした仕組みや環境を徹底することで、社員一人ひとりの行動が揃い、結果として組織文化そのものが形作られていくのだと感じました。

採用は“スキル”より“価値観”

毎月300~500名もの応募がある中で、「熱量」・「協調性」・「カルチャーフィット」を重視し、最も重視しているのは「価値観が合うか」“似た価値観を持つ人”を採用しているとのことでした。

また、

「給与はコストではなく投資」

という考えのもと、高い待遇によって優秀な人材を惹きつけています。

質疑応答では・・・

離職率が高まった時期についても赤裸々に共有され、
「東京オフィスで一気に人を採用した時、カルチャーが薄まり組織崩壊が起きた」
と振り返られていました。

そこから採用方針を見直し、“価値観重視”へ切り替えたことで改善したとのことです。
課題が起きた際に、その原因を素早く分析し、採用基準や組織設計を大胆に修正していく。
こうした「変化への切り替えの早さ」も、急成長を支える大きな要因なのだと感じました。

最後に

今回の講演を通じて感じたのは、「成長している会社には必ず“文化設計”がある」ということでした。

単なる営業ノウハウではなく、

・価値観をどう浸透させるか
・環境をどう設計するか
・仕組みで再現性をどう作るか

といった、組織づくりの本質を学ぶ非常に濃い時間となりました。

講師が最後に語られた、

「Made in Japanで世界と戦える会社を作りたい」

という言葉には、大きな覚悟と熱量を感じました。

今回も、多くの学びと刺激をいただいた月例会となりました。

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