2025年4月例会レポート

講師:株式会社スマートゲートの代表取締役・後藤康宏
「自分、なんでこの仕事やってるんだろう?」 そんな問いを、ふとした瞬間に感じたことはありませんか?
4月の静岡イノベーションベース(SIB)月例会は、そんな“原点”を見つめ直す時間になりました。
登壇してくれたのは、株式会社スマートゲートの代表取締役・後藤康宏さん。創業から14年、数々の修羅場をくぐり抜けてきた彼が、ありのままの自分で語ってくれたのは、経営のリアル。そして「本気で生きるって、こういうことなんだ」と思わせてくれる言葉たちでした。

背負ってきたもの、託されたもの
後藤さんは静岡市出身。27歳で起業し、広告、ソーシャルゲーム、CD/DVDプレスなどさまざまな事業に挑戦しながら、現在は電子書籍やデジタルブックを手がけるスマートゲートを経営しています。
「小学生のときに重い病気にかかって、県の医療支援に救われたんです」
その経験が、今もずっと心の中にあると語ってくれました。
「守ってもらった分、今度は自分が誰かを守る番だと思ってるんです」
言葉にすると簡単に聞こえるけど、実際にそれを行動で返してきた後藤さん。その想いが、静岡に根ざした企業づくりや、SIB設立メンバーとしての活動に表れています。

1億から10億へ、でもそれはただの数字
スマートゲートは今や、年商10億円超。けれどその裏には、家族と始めた小さな開発チーム、誰よりも働いた日々、理不尽なクライアントに翻弄された夜がありました。
「最初の仕事が一番キツかった。でも、今思えばあれが自分の原点」
そんなふうに笑って話す後藤さんは、ただの成功者じゃなくて、“等身大の経営者”でした。
フォーラムって、ただの勉強会じゃないんです
後藤さんが何度も口にしたのが、フォーラムの存在です。
「ここって、社外役員会みたいなんですよ」
資金ショート、創業メンバーとの衝突、M&Aの悩み──ぜんぶここで話してきた、と。
「感情の5%を出せって言われるんです。それって、自分でも気づいてない“無意識の本音”までさらけ出すってことなんですよね」
人って、強く見せたがる。でも、フォーラムでは“弱さ”も“恥ずかしさ”もシェアできる。だから、自分のクセにも、プライドにも気づける。それが、本当の成長につながるって話には、多くの参加者が大きくうなずいていました。
実は、後藤さんはSIBの運営メンバーのひとりでもあります。
SIBに入ると、こんな頼れる先輩経営者たちと、リアルな経営の話ができる。壁にぶつかったとき、成長に迷ったとき、「こんなときどうしてた?」と素直に聞ける仲間がいます。
それって、めちゃくちゃ心強い。
経営は孤独な道。でも、SIBには“ひとりじゃない経営”のヒントがあるんです。

熱量だけじゃ、組織は続かない
印象に残ったのは、後藤さんの“冷静さ”です。情熱を持ちつつも、それをちゃんと形にするための構造がある。
- スキルじゃなく、仕組みで回す
- マニュアルとAIで属人化を防ぐ
- 自分がプレイヤーになりすぎない
「アクセルとブレーキを同時に踏まない」 「経営者は俯瞰で見ることに集中する」
熱い想いを持ちながらも、経営の現場では驚くほどクール。それが、後藤さんが“経営者”として本気でやってきた証でした。
SIBって、そういう場所です
「売上が小さい頃のほうが、隠すことがなかったから全部話せた。あれがよかった」
自分をさらけ出せる人は、何より強い。
SIBフォーラムには、そういう経営者が集まっています。失敗談も、弱音も、正直に言い合える仲間がいる。だからこそ、本音で学び合える。成長できる。
次は、あなたの番かもしれません。
九州・福岡からIBBの仲間たちも参加!
今回の月例会には、なんと九州・福岡の起業家支援コミュニティ「IBB(アイ・ビー・ビー)」のメンバーもゲストとして参加してくれました。
地域を越えて、志ある経営者たちが学び合えるのも、SIBの大きな魅力のひとつです。
違う地域、違うステージ、違う業種──でも、根底にある“想い”や“覚悟”は共通している。
越境することで、視点が広がり、刺激がもらえる。 そして、何より「一人じゃない」と感じられる。
そんなSIBの可能性を、あらためて感じた1日でもありました。

一緒に、裸の経営に向き合いませんか?
もしあなたが、
- 経営にモヤモヤを感じている
- ひとりで決めることに疲れてきた
- もっと人として、経営者として成長したい
そんな想いがあるなら、SIBのフォーラムはきっと支えになります。
経営は孤独な旅。でも、仲間となら越えられる壁があります。
静岡イノベーションベースで、あなたの「これから」を一緒に考えてみませんか?



